自動車整備工場を建てるとき、「とりあえず広くしておけば安心」と考えていませんか?

実は今、整備業界では“大きければいい時代”から、大きく変わり始めています。

今回は、岐阜県美濃加茂市で25年続く自動車整備工場「フクダファクトリー」様に、これからの整備工場づくりについてお話を伺いました。

認証工場の考え方。
小規模整備工場の可能性。
そして、“本当に使いやすい工場”とは何か...etc

現場で25年続けてきたからこそ見えてきた、リアルな整備工場の考え方をご紹介します。

普段、整備工場の建設に携わる私たち自身も改めて学ばせていただきました。

取材先:フクダファクトリー

岐阜県美濃加茂市で25年以上続く自動車整備工場。
自社工場にて修理・整備・車検・鈑金を行い、国産車から輸入車まで幅広く対応されています。小規模整備工場ならではの柔軟な対応力と、現場目線の丁寧な仕事を大切にされています。

整備業界も二極化。だから、“大きければいい”わけじゃないんです

福田社長がまず最初に話してくださったのが、この言葉でした。

「もちろん広い方ができることは増えます。でも、その分コストも上がりますし、かえって、使いにくいこともあるんですよ。」

整備工場というと、“できるだけ大きく作った方がいい”というイメージを持たれる方も少なくありません。しかし、実際に25年間現場で整備を続けてきたからこそ、「本当に必要な広さ」や「使いやすい動線」の大切さを感じるそうです。

「結局、毎日使う場所なので、“作業しやすいか”が一番大事なんです。車の入りやすさだったり、工具の位置だったり、無駄なく動けるかどうかで、日々の仕事のしやすさはかなり変わります。

また最近では、“最初から大規模に作る”という考えから、「今の仕事に合ったサイズ感」で始める考え方が業界として増えてきているとのこと。

「今は整備業界も二極化していますよ。大型化していく工場もありますし、小規模で地域密着に特化する工場もあります。だからこそ、“自分たちにどこを目指すのか”を最初に考えることが大事なんだと思いますね。」

“とにかく大きく”ではなく、“どう使うか”で工場を考える。
実際に現場で25年続けてこられたからこそ、説得力のある言葉だと感じました。

福田社長はコンパクトに
6mの整備用リフト2台をフル活用している

認証工場にするかどうかで、建物は大きく変わる

整備工場を建てる上で、「認証工場にするかどうか」は大きなポイントになるそうです。

認証工場を取得するには、油流しなど、必要な設備や基準があります。もちろん認証を取るメリットもありますが、その分、建物の設計や必要なスペースも変わってきます。」

つまり、“何でもできる工場”を目指すのか、それとも“自分たちの得意分野に特化した工場”にするのかによって、必要な設備や建物の考え方も大きく変わるということです。

「最近は、“地域密着で専門性を高める”という整備工場も増えている印象ですね。仕事内容に合わせて、必要な設備や動線をしっかり考えることが大切だと思います。」

認証を取るかどうかによって、必要な設備・動線・スペースは大きく変わります。だからこそ、“とりあえず大きく”ではなく、自分たちの仕事に合った工場づくりが重要になってきています。

「新築」だけでなく、“居抜き”という選択肢も増えている

整備業界では、最近「居抜き」で工場を引き継ぐケースも増えているそうです。

この業界は、昔から使われている工場をそのまま使うことも多いですね。最近は、後継者がいなくて手放されるケースもあります。」

実際、設備が残った状態で引き継げるため、

  • 初期費用を抑えやすい
  • すぐ営業を始めやすい
  • リフトなど既存設備を活用できる

といったメリットがあります。

一方で、実際に使い始めると、

「天井高さが足りない」
「車の動線が悪い」
「収納スペースが少ない」

など、“今の働き方に合わない”部分が出てくることもあるそうです。

「特に最近は、車も大きくなっていますし、整備内容も昔とは変わっています。だから、“昔の工場をそのまま使えばOK”とは限らないですね。

※クリックで拡大できます

そのため最近では、居抜きを活用しながら、

  • リフト追加
  • 中二階スペース増設
  • 作業スペース拡張
  • 動線改善

など、“今の仕事に合わせて少しずつ工場を最適化したい”という相談も増えているとのことでした。

また、「最初は小規模で始めたけれど、仕事が増えてきて少し広げたい」というニーズも増えているそうです。

「いきなり大規模工場を建てるというより、“まずは今の規模に合った工場”で始めて、必要に応じて広げていく方も多いですね。」

その中で最近増えているのが、規格化された小規模ガレージからスタートするという考え方です。

規格化されたガレージは、一から自由設計する建物に比べて、

  • 建築コストを抑えやすい
  • 工期を短縮しやすい
  • 必要十分なサイズで始めやすい

という特徴があります。

※クリックで拡大できます

まずは無理のないサイズ感で始めて、事業の成長に合わせて拡張していく。そういう考え方は、これからもっと増えていくかもしれませんね。」

最初から“完成形”を目指すのではなく、“今必要な工場”から始める。
それが、これからの整備工場づくりのひとつの形になっていくのかもしれません。

中二階スペースの活用も検討を。

個人的には、中二階スペースを活用したいですね。

タイヤや部品置き場として使えるので便利なんですよ。整備工場って、思った以上に物が増えるので(笑)」

限られた敷地の中でも、空間を立体的に活用することで、作業スペースを圧迫せずに収納を確保できるのは、整備工場づくりの大きなポイントのひとつです。

ガレージエクステリアなら、中二階も作れる。

これから整備工場建設を考えている方へ

最後に、これから整備工場建設を考えている方へのメッセージをいただきました。

「もちろん大きな工場には憧れもあります。でも、最初から全部を揃えようとすると、どうしても建築コストも大きくなりますからね。

実際、最近では「まずは今の仕事に合ったサイズ感で始める」という考え方も増えているそうです。

最初は2台入るくらいの規模で始めて、仕事が増えたら拡大したり、中二階を作ったり。そうやって少しずつ使いやすくしていく方も多いですね。

また、「今の時代は、“最初から完成形”じゃなくてもいいと思う」とも話してくださいました。

「まずは無理なく始めて、必要に応じて広げていく。そういう工場づくりの方が、現実的なケースも多いと思います。」

その点、ガレージエクステリアの規格化された小規模ガレージは、一から大規模工場を建てるよりも建築コストを抑えやすく、工期も短いため、“まず始める”という選択肢として相性が良いそうです。

“とにかく大きく建てる”ではなく、“今必要な工場”から始める。
これからの整備工場づくりでは、そうした考え方がより重要になっていくのかもしれません。

\ 貴重なお話をありがとうございました! /

小規模も大規模も。
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